【社労士試験の勉強方法】試験勉強の全体像を紹介

このコラムを3分読めば理解できること
・社労士試験の勉強方法の基本スタイルが理解できる
・段階別にどのような勉強方法が適しているかが理解できる
このコラムではこれから社労士の試験勉強を始める方に向けて、僕自身の試験勉強法を振り返ってご紹介したいと思います。
このコラムの目次
①実務でも使えるテキスト
②記憶の前に理解を 講座の位置づけ
③講師になったつもりで解説を
④理解度チェックのために一問一答
⑤半年前からは過去問と予想問題
⑥まとめ
①実務でも使えるテキスト
最初から試験合格後の実務面でのお話をします。僕は社労士として仕事をしている中で、判断に迷う事があった場合に、試験勉強で使っていたテキストに戻って確認をしています。
試験勉強で使っていたテキストには、様々な色のマーカーが引かれていたり、メモが書き込まれていたり、法改正部分が上から糊付けされたりしています。
僕の場合、テキストのどの部分に書かれていたか、イメージで記憶しています。例えば
「確かこの内容は表にまとまっていたな。ページの右上あたりに・・・」
といった具合です。
試験勉強で使うテキストは社労士業務のハンドブックにもなります。大切に扱い、自分だけの一生モノの仕事アイテムとして育てるのだ、という気持ちで向き合うと愛着も湧いてくると思います。


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②記憶の前に理解を 講座の位置づけ
社労士試験の試験範囲は広く、また専門的な内容に踏み込むため、内容の理解なしでの丸暗記は大変非効率だと思います。「なぜそのような結論になるのか」を理解する習慣を常に持ちながら勉強すべきです。
そのためには講座を利用するのがお勧めです。僕の場合もWEB講座を受講しました。近年では多くのWEB講座あるので、比較的費用も下がっているように思います。
記憶が定着するために、理解する方法を整えましょう。
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③講師になったつもりで解説を
理解が進み、少しずつ記憶も定着し始めた段階で、それらの断片情報を体系的に整理するお勧めの方法があります。
テキストを見ながらで良いので、実際に声に出し、講師になったつもりで講義をしてみましょう。もちろん相手なしでOKです。小声でもOKです。
ポイントは「要点を体系的に説明できるかどうか」にあります。ここで説明に詰まるようなら、理解と記憶が不十分なわけです。時間がかかりますが、この方法を繰り返せば理解も記憶は格段にレベルアップします。
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④理解度チェックのために一問一答
ここまでご説明した内容と並行で、理解度チェックのためにお勧めの方法があります。一問一答式の問題集の活用です。
僕が使っていた一問一答問題集は、左のページに問題5~7問、右のページに対応する回答があるタイプです。僕はこのタイプの問題集を電車での移動時やお風呂の中など、細切れの時間の有効活用に使っていましたので、問題と回答が別ページになっていると不便なわけです。
さらに、一問一答の回答が○(正答)の場合にも、簡単な説明がついているタイプの問題集をお勧めします。
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⑤半年前からは過去問と予想問題
余り早い段階から過去問や予想問題に取り組むことはお勧めしません。理解も記憶も不十分な状態では、単に自信を無くしてしまう結果にしか繋がらないからです。
僕の場合は4月ごろから過去問と予想問題に徹底的に取り組みました。
繰り返し過去問に取り組んでも同じ問題は出ないのでは?との疑問がありますが、そんなことはありません。出題される条文は限られた部分に集中するため、数年に一度は必ず同じ条文が出題されるのです。
また繰り返し過去問に取り組むことで、出題上の傾向が掴めるようになります。ここまで到達すると、テキストに戻った時に重要な項目とそうではない項目を分離できるようになります。
欲張ってテキストの全ての内容を理解し、記憶しようとせず、重要なポイントに絞るのが試験合格の最短ルートです。
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⑥まとめ
以上が僕が実際に行った社労士試験の勉強方法です。
このコラムでは社労士・行政書士への転職に役立つノウハウをご紹介しています。
社労士、行政書士の資格に興味のある方は、こちらからご応募下さい。ご質問もお待ちしています。


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